ベントレーCEO直撃 顧客は本当にEV求めている? バッテリー進歩、楽観的?

公開 : 2019.07.24 11:50

創立100周年記念式典の一環として、2035年のラグジュアリーカーを想定したコンセプト「ベントレーEXP100 GT」を発表したベントレー。そのトップに気になることを質問。

もくじ

顧客はそんなに電気自動車を求めている?
バッテリー技術の進歩 楽観的すぎでは?

顧客はそんなに電気自動車を求めている?

――2035年のラグジュアリーカーを想定したコンセプト「ベントレーEXP100 GT」の実現可能性は?

「これは決意表明です。次の100年が始まる今、お客様がベントレーに望んでいると思われる方向性を表しました。将来のラグジュアリーと将来のラグジュアリーなモビリティを、持続可能な方法で実現するための、われわれのアイディアを具現化したものです」

――ベントレーの顧客は電気自動車を求めているのでしょうか?

「明らかにそちらの考えに傾きつつあります。われわれの調査によると、ベントレーの見込み客で電気自動車を検討している方は、2年前に10%でしたが、今は25%まで増加しております」

――あなたはスピーチで水素燃料電池について言及していましたね。このクルマは電気自動車と燃料電池車のどちらなのですか?

「これはバッテリー駆動の電気自動車です。しかし、中期から長期的に見た場合、燃料電池こそが大型ラグジュアリーカーに最適なソリューションになると、われわれは固く信じています」

「このコンセプトカーの後部には大きなスペースがあるので、大容量のバッテリーでも、燃料電池のスタックでも、搭載することは可能です」

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