英国版 短命に終わったモデルたち(1) 販売期間5年〜4年
公開 : 2019.07.27 05:50 更新 : 2021.03.05 21:35
アウディA2(2000年~2005年)
アウディとしては珍しくセールス面では成功したとは言えないモデルだが、あくまで他のアウディとの比較であり、いまも残る車両数がそのことを物語っている。
空気抵抗の小さな機能美溢れるスタイリングで、洗練された雰囲気を醸し出しており、その先進的すぎるルックスを気に入らないひとびとがいた一方で、軽量アルミニウム構造と、高く座らせるシートポジションを熱狂的に支持するファンも存在した。
硬い乗り心地と、オプションでしか選ぶことのできなかった5人乗りも、時代を先取りしていたこのクルマにとっては、ささいな欠点でしかなかった。
高い製造コストと低調なセールスが、このモデルに早すぎる死をもたらしている。
――何台残ってる?:約1万1000台
――いくらで手に入る?:過走行ではなく、それなりのコンディションを維持した車両を約1500ポンド(20万円)から手に入れることが可能であり、将来的にはクラシックモデルになる可能性もある。