シトロエン100周年 成長戦略が成功 2019年後半、日本・世界での活動は?

公開 : 2019.07.25 06:10  更新 : 2021.03.05 21:42

来年 インド参入へ

続いてグループPSAインド/パシフィック地区統括本部長のエマニュエル・ドゥレからグローバルの実績と展望が報告された。

シトロエンは1919年に創業し、90を超える国で過去100年の間に5000万台を販売してきました。また国際ツーリングカー選手権(WTCC)で3回、世界ラリー選手権(WRC)では8度のワールド・チャンピオンを獲得するなど、モータースポーツにも積極的にチャレンジしています」

「2018年はプロダクト戦略によりシトロエンは7年ぶりに過去最大の104万6000台を記録し、ヨーロッパでは82万5000台を販売し、5年連続で28%拡大し続けていることからも成長が立証されています」

「過去5年に渡りPSAグループは劇的なターニング・ポイント迎えました。現在プジョー、シトロエン、DS、オペルヴォグゾールの5ブランドを擁し、2018年には8%増の経常利益を記録し、ヨーロッパのマーケットで18%のシェアを占める企業になりました」

「インド/パシフィック地区の中で日本は小さなマーケットですが、グループにとって重要で優先度の高い存在です。日本のお客様は非常に繊細で製品やサービスに高い品質を求めており、われわれも対応できることを実証したいという願望のもと仕事を行っています。こうした背景の中、5年前に日本に最新テクノロジーを備えるモデルを導入しようと決めました。あわせて日本のお客様に満足していただくために、ディーラー・ネットワークの充実を行いました」

「これらの戦略が結果に反映して2015年から2018年の間で、プジョー、シトロエン、DSの3ブランドの実績はプラス62%もの販売台数を増大し、この中でシトロエン・ブランドは85%も拡大し、いかに成長を遂げたかが分かります。2019年はこれまでの記録を更新する勢いで推移しています。日本でPSAというとプジョーという名が著名でしょうが、われわれとしてはシトロエンとDSと共に3ブランドの知名度上げてゆきたいと思います」

「シトロエンの国際戦略に則り2020年にはインドへ参入します。インドは2025年には800万台のクルマが販売される市場と見込まれています。如何にインドに適応したメーカーになるかをこの3年間で試みてきました。それはパワートレイン製造工場、車両の組立工場を立ち上げ、販売ネットワークの構築、エンジニアリング・センターの開設など多岐にわたります。これらの経験は日本のマーケットにもフィードバックされます」と語られた。

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