スバル・アウトバックに対抗 欧州フォード、クロスオーバー型ワゴンを計画

公開 : 2019.07.25 19:40

欧州フォードが、スバル・アウトバックの市場を目指し、新クロスオーバー型ワゴンを投入するようです。これを受けて、3車種の大型ファミリーカーを廃止するとか。

もくじ

MPVに代わるユーティリティカー
1.5ℓ3気筒にマイルドHVも
冒険好きな家族に

MPVに代わるユーティリティカー

欧州フォードは、ヨーロッパにおける大型ファミリーカーのラインナップを大幅に刷新しようとしている。モンデオ(写真白)、S-MAX(同青)、ギャラクシー(同黒)を廃止し、代わりに1台のクロスオーバー・ワゴンを投入しようというのだ。トップ画像は、AUTOCARの予想イメージである。

この新型車の名前はまだ明らかになっていないが、フォードの伝統的な大型ハッチバックとMPVの市場をカバーするものになる。発売はおそらく2021年初め頃になるだろう。

フォードが欧州専用車として展開しているいくつかのモデルとは違って、この新型車は北米やその他の地域でも販売される。車高が高いワゴンとして、米国ではスバル・アウトバックを比較対象にフォードは考えているようだ。

アウトバックは欧州ではニッチ向けモデルであるものの、米国では20年前に初代が発売されて以来、大きな成功を収めてきた。最近では年間20万台以上も販売されている。

先月、フォードの新事業・技術・戦略部門を率いるジム・ファーレイは、彼が「ユーティリティ」と呼ぶボディスタイルで、伝統的な乗用車の先を目指す戦略を示唆した。それほど車高の高くないクロスオーバーは、大幅に燃費が悪化することなく、「ユーティリティ(実用的)」な利益を顧客にもたらすと彼はその根拠となる考えを述べた。

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