国際免許証、なくても運転できる国も 法的な書類にあらず 必須なのは日本の免許証
公開 : 2019.07.25 19:20 更新 : 2019.07.25 19:21
レンタカー 無料の「翻訳サービス」も
自分で日本の免許証を英語に翻訳したものを用意して行っても良いが、英語が苦手で……という人にはレンタカー会社の「翻訳サービス」を利用するのが良いだろう。
世界145か国でレンタカーサービスを展開しているハーツレンタカーでは、オンラインで即座に翻訳書類(HDLT)が無料で発行できるサービスを行っている。(以前は郵送で行っていたため、手数料1000円が必要だった)
ちなみに、ハーツレンタカーのHDLTが有効なのは、アメリカ/カナダ/イギリス/アイルランド/フランス/ドイツ/イタリア/スペイン/ベルギー/オランダ/ルクセンブルク/フィンランド/スイス/オーストラリアの14か国(2019年4月現在)となっている。
ハワイ/グアム/サイパンはHDLTすら必要なく、日本の免許証のみでOKとのこと。
ハーツレンタカーの他、ダラーレンタカーでも無料で同様のサービスを行っているが、こちらはアメリカ本土・カナダのダラーレンタカー営業所でのみ対応可能となっている。
さらに、アラモレンタカーでは北米のみ対応で郵送で翻訳書類の発行を行うため1500円の手数料が必要だ。
なお、海外運転事情に詳しい株式会社アンカー メディアマーケティング越澤氏によると、
「ドイツでは6か月以内の滞在に限り、大使館のウェブサイトに記載の場所にて翻訳したものを携帯でレンタカーの利用が可能です」
「また、レンタカー会社が行なっている無料の免許証翻訳サービスで発行されたものでも可能。スイスは12か月以内の滞在に限り、原則『翻訳もナシ』でレンタカーを運転することができますが、現地でのトラブルに備えて翻訳書類を用意しておくと安心です」
とのこと。
最後に付け加えておこう。JAF会員なら、海外旅行には(運転してもしなくても)JAF会員証もお忘れなく。アメリカではAAA(アメリカ版JAF)の会員同様のサービスが受けられるし、レストランやホテル、免税店などでも意外に大きな割引を得られたり、駐車場が無料になったりすることもある。