クルマは自由の象徴 シトロエンCEO 「いかに自由をもたらすか、自動車業界が示すべき」

公開 : 2019.07.26 21:54  更新 : 2021.03.05 21:42

すべてのラインナップを電動化

ジャクソンによれば、アミ・ワンは将来の都市においてもクルマの役割があることを証明するために開発したという。

「自動車を製造する企業として、われわれはクルマをさらに環境に優しく、親しみやすく、安全に、安心して移動できるものにする必要があります」と、ジャクソンは言う。「すべての規則は尊重しなければなりません。しかし、個人的な移動がどんなに楽しいかということを示すべきです」

「願わくは、わたしたちのクルマ、そしてアミ・ワンのような物が、社会に適合し、環境のことを考えながらも、ひとびとの自由を守るものになることを示したいのです。それがわたしたちのやりたいことです。あらゆるクルマを都市から締め出しはじめたら、わたしたちは自由に移動することができなくなってしまいます」

シトロエンはこれを課題として取り組み、 “多くのひとびとがクルマを排除しろと言っているけれど、クルマは自由の象徴である” と訴えていきたい。そしてどうしたら、すべての規則を尊重しつつ、人々の自由を守る解決策が見つかるかを考えていきます」

シトロエン、そして同じPSAグループに属するプジョー、DS、ヴォグゾールオペルは、2024年までにすべてのラインナップを電動化しようとしている。ジャクソンは同グループが、さらに厳しさを増す新しいEUのCO2規制にも「完全に適合する」ために全力を注いでいると語る。そして次のように付け加えた。

「わたしたちはどのような罰金も支払うことにはならないでしょう。これは単に金銭の問題ではなく、信用や倫理的観点から大事なことです」

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