マイナーチェンジ ジャガーXE HSE Rダイナミック 輝きを磨いた中期モデル
公開 : 2019.07.30 10:40 更新 : 2019.07.30 12:38
ボディ内外のデザインや質感を一新
フェイスリフト後のXEを見てはじめに気づくのは、大幅に向上したエクステリアデザイン。バンパー周りはよりスポーティなデザインになり、ヘッドライトやLEDのデイライトも新しくなっている。リアバンパーもスタイリッシュなものとなり、モダンな雰囲気を高めている。すべてのグレードで、テールライトには流れるように光るシーケンシャル・スタイルを採用している。
インテリアでは、ダッシュボード中央の10.2インチのJLR(ジャガー・ランドローバー・リミテッド)製のタッチ・プロ・デュオ・インフォテインメントシステムが目を引く。その下にはひと回り小さいサブモニターが備わる。この装備がシンプルさを高め、空間をモダナイズさせる重要な役割を果たしている。
シフトレバーも、特徴でもあったダイヤルノブ・スタイルのものから、スポーティで使いなれたレバー式のものに変更されている。デザインだけでなく、用いられている素材も一新され、視覚的に得られるプレミアム感は高まった。フェイスリフト前のオーナーはインテリアの雰囲気から、コスト削減を目指していたことを感じ取っていたかと思うが、もうそんなことはなくなった。
しかし改めることができなかった部分もある。とても空間の限られた後部座席だ。子供か小柄な大人でなければ、快適に過ごすことは難しいだろう。