ベントレー最古のディーラー ジャック・バークレー訪問 使命は顧客満足 未来にも対応

公開 : 2019.08.03 16:50

部品販売も そして未来へ

ここに集まっているのは最新のベントレーばかりというわけではない。彼らはほとんどすべての年代のモデルに対応しており、大恐慌で経営が悪化したベントレーをロールス・ロイスが買収した1930年代から、この2社は密接に絡み合ってきたため、ロールスのビンテージモデルも目にすることができる。実際、われわれはファントムVIとレイス、さらにはコーニッシュを発見している。

彼らのもうひとつのビジネスであり、毎月100万ポンド(1億3447万円)もの売上をもたらしているのが部品販売だ。

1955年以前の部品を取り扱っているベントレーディーラーは世界中でここだけだと言い、部品マネージャーのテリー・ルプトンは、どんどん発見するのが難しくなっているコンポーネントの仕入れについて熱心に語ってくれた。


「米国で毎年開催されているロールス・ロイス・オーナー向けのイベントに出向いて、そこでオーナーの皆さんと知り合いになるのです」と彼は言う。「誰も持っていないパーツも確保しているので、ご要望があれば米国へも輸出しています」

もっとも長い在庫期間を誇るのは、20年以上前に仕入れたシルバーレイス向けのリーフスプリングだという。

だが、ここは過去だけでなく、未来もしっかりと見据えている。車両のキーの取扱いには、各個人の指紋照合が必要な生体認証システムを採用しており、取り扱うモデルの価値を考えれば、懸命な方法と言えるだろう。

さらに、ジャック・バークレーでは、プラグイン・ハイブリッドのベントレーにも対応する準備を進めている。

「トレーニングを行うとともに、充電器も用意しています」とフェローズは言う。「いまは専用リフトが1台だけですが、様子を見ようと思っています。お客様の間でもPHEVに対する評価は様々です」

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