ランボルギーニ・ミウラ 落札額、1億超えか 新車からの整備は2か所 「奇跡の個体」

公開 : 2019.07.29 12:03  更新 : 2020.12.08 18:48

整備されたポイント、たったの2か所

すぐに走れる状態かどうかは別として、ジャッロ・フライのペイント、スカイ・ブルーのインテリアはオリジナルのまま、オリジナルのエンジンはリビルトさえ一度もされたことがない。実際、今までに変えられた点は2カ所のみ。フロントの2つのウインカーが交換されたことと、シュロス製のシートベルトが装着されたことだけだ。

1971年からのドイツの登録証とオリジナルの整備記録帳、そしてたくさんの当時の書類、請求書、ランボルギーニからの手紙などが付属する。

「一度もレストアされず、これほどオリジナルの状態を保っているミウラP400のような意義深いクルマを扱えることは、滅多にない名誉です」と、RMサザビーズ・ヨーロッパでトップを務めるマルタン・テン・ホルダー執行副社長は語る。

「どんなミウラSでも、それ自体が稀少で人気の高いモデルですが、今回のロンドンで出品されるクルマは、逃したら2度と巡り会うことはないでしょう。多くのコレクターにとって、このようなオリジナルのミウラは究極のお宝と言えると思います」

「今年で13回目となるロンドン・セールに、このようなクルマをご用意できたことを、われわれは大変喜ばしく思っています。間違いなく、世界中から注目を集めることでしょう」

このミウラが出品されるRMサザビーズ主催のオークションは、10月24日にオリンピア・ロンドンで行われる。

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