BMWの電動SUV「iネクスト」、X5と同時撮影 違いは車高 新型EVのプロトタイプ
公開 : 2019.07.30 06:40
BMW X5と、新型EV「iネクスト」のプロトタイプを1枚の写真に収めました。ボディの違いが分かりやすいです。多角形ステアリングも撮影。
新型SUV iNext(アイ・ネクスト)
アウディeトロンやメルセデス・ベンツEQCのライバルとして、長く待たれているBMWの電動SUV、iネクスト。そのプロトタイプが、これまでよりもはっきりとエクステリア・デザインのわかる姿で路上に現れた。
トレーラーに載せられたテスト車両の写真は、ドイツにあるBMWの施設の近くで撮影されたもの。カモフラージュが施されているが、そのスタイリングは同社の内燃エンジンを搭載する既存のSUVとは明らかに違うことがわかる。
都合のよいことにトレーラーの上に載せられていた同等サイズのX5と比べると、iネクストは車高が低く、よりすっきりとした形をしている。車高の低さは空気抵抗を減らし、バッテリーによる航続距離を伸ばすことにつながる。iネクストの最上級モデルでは、1度の充電で最長700kmの距離を走行できるといわれている。
BMWの電動化戦略において重要な意味を持つモデルだ。新しいプラットフォームは、多用途アーキテクチャーとして、3シリーズより上の内燃エンジン搭載車、ハイブリッド、電気自動車に使われる予定だ。BMWは将来的に2種類のプラットフォームで全ラインナップをカバーしようと計画している。
2021年に発売が予定されているiネクストは、段階的に予告画像を見せているところだ。先週はそのプロトタイプのインテリア画像が公開され、先進的な多角形ステアリングホイールが明らかになったばかりだ。
今回は、そのステアリングホイールを撮影することに成功した。