ロードテスト ジャガーFペースSVR ★★★★★★★★★☆
公開 : 2019.08.03 11:50 更新 : 2019.08.09 16:51
使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆
インフォテインメント
1200万円近いFペースのフラッグシップでありながら、このSVRにはジャガーの最新インフォテインメントシステムは装備されなかった。改良型XEに装備された、2段構えのディスプレイを擁するタッチプロデュオではないのである。
装備されるのは従来型の、インコントロールタッチプロで、10.2インチのディスプレイが1面のみだが、Apple CarPlayとAndroid Autoが標準搭載される。解像度は最新モデルに張り合えるほどシャープだが、太めの黒いベゼルはそれほどスマートではなく、やはり問題視される遅れがあった。画面の下端に並ぶ、必要以上に小さいアイコンもフラストレーションのタネだ。幅広いメニューの操作しやすさは、新型BMW X5のiDriveに遠く及ばない。
従来のメーターパネルに代わる、12.3インチのインタラクティブドライブディスプレイの出来は上々だ。明るく鮮明で、走行モードに合わせて色が変わり、ナビゲーションの指示もわかりやすく表示する。しかしやはり、ステアリングホイールやコラムレバーのスイッチによる操作は、探したい画面がすぐに見つかることもなく、結局はデフォルト画面のままにしてしまいがちだ。
駐車
燈火類
アダプティブLEDヘッドライトを標準装備。照射範囲はずば抜けたものではないが、広さも距離も良好だ。
ステアリングとペダル
AT車なので、ペダルはふたつだけだが、サイズは適切で、わずかにオフセットしているが十分な間隔があいている。