日本車が多数 1990年代の人気車、英のオークションに 10台の予想落札額
公開 : 2019.07.30 19:10
2000年 日産スカイラインGT-R Vスペック
初代スカイラインGT-Rの誕生は1969年にまで遡る。しかし、GT-Rの名前を世界的に知らしめたのは、1989年に登場したR32型だろう。
四輪駆動と四輪操舵、そしてRB26型直列6気筒ツインターボによってR32型GT-Rはオーストラリアのツーリングカー選手権を席巻。ホールデンやフォードの勝負する機会を奪ったのだ。
ベイサイド・ブルーに塗られた写真のクルマのようなR34型は1999年に発売され、それが最後の「スカイラインGT-R」になった。完全新設計プラットフォームとなって2007年に登場したその後継モデルは、単に「GT-R」と呼ばれる。
日本の自主規制により最高出力はR32型と同じ280psとされていたが、実際にはその直列6気筒エンジンはノーマルのままで300psを超えるパワーを発生した。Vスペック・バージョンにはさらに強化された空力性能と高度な四輪駆動システムが与えられている。
予想落札価格:3万ポンド〜4万ポンド(約402万〜536万円)
1997年 トヨタ・スープラ
初代スープラは1970年代、セリカのボンネットを延長して直列6気筒エンジンを搭載した派生モデルとして誕生した。
1980年代のA70型になると、標準でターボチャージャーを装備するモデルも登場する。写真のA80型はその後継として1993年に発表された第4世代のスープラだ。ツインターボとなった直列6気筒エンジンは、欧州仕様では最高出力330psにまで高められた。
しかし、スープラ・ファンならご存じのとおり、名機2JZ型エンジンは改造すれば1000ps以上を引き出すことも可能だ。ただし、これもよく知られているとおり、実際にそれだけのパワーを発揮させるためには、スロットルを踏み込んでから一服できるくらいのラグを我慢する覚悟が必要だ。
予想落札価格:3万ポンド〜3.5万ポンド(約402万〜469万円)