日本車が多数 1990年代の人気車、英のオークションに 10台の予想落札額
公開 : 2019.07.30 19:10
1990年 ホンダCR-X
第2世代のホンダCR-Xは1987年に登場。先代との大きな違いは、丸みを帯びたボディワークと、カムテールの後方視界を改善するために採用された垂直のガラス・パネルだ。
しかし、最も大きな変更はそのボディの下にある。四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションの採用だ。
そして2番目に大きな変更は、発表から2年後に追加されたB16A型エンジンだ。この1.6ℓ直列4気筒ユニットは、ホンダが新開発したVTECと呼ばれる可変バルブタイミング機構を備え、レッドゾーンは8000rpmに設定された。それ以前の1.5ℓエンジンと比べると、最高出力は130psから150psに向上したが、日本仕様の「SiR」ではさらに高い160psを発生する。
予想落札価格:8000〜1万ポンド(約107万〜134万円)
2000年 三菱エボ・トミ・マキネン・エディション
4年連続で世界ラリー選手権のチャンピオンに輝いたフィンランド人ドライバー、トミ・マキネンの偉業を記念して製作されたエボ・トミ・マキネン・エディションは、あらゆる日本車の中で最もすぐにそれとわかるクルマの1つだろう。
機械的な変更は控えめで、ステアリングラックのギア比が速められたことや、レスポンスを改善するためにターボチャージャーに改良が加えられたことくらいだ。しかし、なんといっても最大の特徴は、印象的な赤いペイントとストライプを組み合わせたカラーリングだろう。
だが、2500台が限定生産されたエボ・トミ・マキネン・エディションの中で、赤いボディ・カラーはわずか500台しかなく、ストライプも実はオプションだったことはご存じだろうか?
われわれにとって、トミ・マキネン・エディションといえば赤いボディにストライプ入りしか考えられないが、カラーリングにこだわらず、それより少しでも低予算で手に入れたいと思うなら、同じオークションに白いボディにストライブなしの車両も出品される。こちらなら、5000ポンド(約67万円)ほど安い金額で落札できそうだ。
予想落札価格:1.5万〜2万ポンド(約201万〜268万円)