VW電動クロスオーバー「ID.CROZZ」、路上テスト中 前後2モーター搭載か
公開 : 2019.07.31 18:55
2020年発売予告のフォルクスワーゲンのID.CROZZが、ついにプロトタイプによる路上テストを開始した模様。現在予約受付中のID.3に続いて市場に投入されるこの電動クロスオーバーは、前後のアクスルに1基ずつモーターを搭載する四輪電気駆動車です。
もくじ
ー ID.CROZZ、ボディタイプは2種類
ー 2020年に10万台、25年に100万台目標
ー 電気モーター、前後に搭載 合計で306ps
ID.CROZZ、ボディタイプは2種類
われわれが2017年から心待ちにしているフォルクスワーゲンの電動クロスオーバー「ID.CROZZ」。カモフラージュを施したそのプロトタイプが、ついに路上でテストを始めた。
ハッチバックの「ID.3」に続き、2020年には市販化される予定のID.CROZZは、まだ正式名称も発表されていない。おそらく兄弟車に合わせて数字を使った車名になると予想される。
起亜e-ニロのライバルとして開発中のこの新型EVは、典型的なカモフラージュ柄のシートで覆われているものの、2017年に発表されたID.CROZZ コンセプトから多くのエクステリア・テーマを受け継いでいることがわかる。
ID.CROZZは2017年4月の上海モーターショーで初公開された後、同年9月のフランクフルト・モーターショーで、より市販化を見据えて改良されたID.CROZZ IIとして再び姿を現した。
ID.CROZZの市販モデルには、2種類のボディが用意される見込みだ。1つはオリジナルのコンセプトに近いクーペ風SUVで、もう1つは伝統的なSUVらしいルーフラインとテールゲートを持つタイプだ。また、2017年に見たコンセプトカーはスライド式の後部ドアを備えていたが、市販モデルでは一般的な前ヒンジの後部座席用ドアになるようだ。クーペ風ボディの方もおそらく同じだろう。