ポルシェ デジタル化・電動化時代のシャシー、静粛性、カラーコーディネート

公開 : 2019.08.01 12:54

ディスプレイの発色もコーディネート

エモーショナルな品質とは、車両における知覚、外観および音響に関連するものを意味するとポルシェは考える。

エレクトロモビリティの台頭により、車両の駆動システムが静粛なものとなった。もちろんこの分野でも、品質要件は拡大している。

「外部のダイナミクスとの相互作用で、車内の静粛性は本当に驚くべきものとなっています」とモーサーは言う。

以前はエンジン音に対して感覚を研ぎ澄ましていた品質管理担当の従業員たち。「電気自動車になって、風切り音、走行騒音や、クライメートコントロール用のシート内蔵ファンの音が目立つようになりました。一定のレベルを維持しつつ、さらに抑制する技量が試されます」と、モーサーは述べます。

「最高の品質は、ポルシェブランドのアイデンティティにおいて不可欠な要素です。ディスプレイの数が増え、サイズが大型化するにつれて、わたし達はさまざまな画面の色と明るさが視覚的に相互に釣り合っていることを確認しなければなりません。つまり、カラーコーディネーションは、エクステリアとインテリアだけのものではなくなっているのです」

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