迷走する東京モーターショー クルマ離れが加速?! 本当に主催者がすべきことは
公開 : 2019.08.01 19:10 更新 : 2019.08.01 21:55
初連携のオートサロンから学ぶことは何か?
今回の開催概要では東京オートサロンとの初連携も発表された。
年々、来場者が減っているTMSに対して、東京オートサロンは年々来場者を増やしており、2019年のオートサロンは1日あたりの平均来場者数が11万人を突破して過去最高を記録した。
入場料も2019年のオートサロンは前売り2000円(大人)、当日は2500円(大人)、1800円(中高生)と今年から高校生以下無料(前回までは中学生以下無料)となるTMSに比べると強気の料金設定である。
また、プレス対応もかなり違っており、開催期間中の駐車場無料、通期入場パス、プレスデー2日間の朝食や昼食、カメラサービスや宅配便無料などのおもてなし感いっぱいのTMSに対して、オートサロンは駐車場有料で食事やカメラサービスも無し。3日間、毎日プレスパスを更新するなど面倒だ。
しかし、それでも世界中から訪れるプレス関係者は増え続けている。
2つの車イベントで最も大きな違いは何だろうか?
それは、オートサロンは車好きが企画する車好きのためのイベントだということ。すごくざっくりというと、オートサロンとモーターショーでは、「趣味」と「仕事」位の違いがある。クルマ好きに支持され、行って楽しいのはどちらか? は明白だろう。
SNSでの「いいね!」の数から、来場者用駐車場での車の停め方に至るまで様々なシーンで違いがわかる。