迷走する東京モーターショー クルマ離れが加速?! 本当に主催者がすべきことは
公開 : 2019.08.01 19:10 更新 : 2019.08.01 21:55
オートサロン、来場/出展者の一体感
facebookの「いいね!」数を比較してみた。(2019年7月31日現在)
東京モーターショーへのいいね!は8322人。
東京オートサロンへのいいね!は2万6368人。
クルマ好きの心がわかるオートサロンには、車と関係ない出展はほぼゼロ。未来のモビリティなども(多少はあるかもしれないが)ほぼ無縁だ。1980年代、90年代の車をベースとしたカスタムカーも多数出展されているが、毎回斬新で、毎回多くのクルマ好きの心をとらえて楽しませている。
また、筆者が「クルマ好きの気持ちをよくわかっている!」と感じるのは駐車場での配慮だ。
オートサロンに車で行ったことがある人なら記憶にあると思うが、会場である幕張メッセの駐車場に車を止める際、「白線は気にせず、隣の車との間を十分空けて止めてください」とアナウンスされる。
これはどういうことか?
クルマ好きは皆、自分の車を大事に扱う。それは他者の車に対しても同様だ。
オートサロンに来るクルマは2ドア車が多く、ドアを開けて乗降するは広いスペースが必要となる。
もちろん、駐車場でのトラブルを防ぐ目的もあるだろうが、2ドア車オーナーにしてみれば、「隣との間を十分あけて停めてください」なんて言われたら嬉しくなる。TMSの駐車場ではそんなアナウンスはもちろんない。