タタ・ナノのCNGモデル発表

公開 : 2013.06.20 10:25  更新 : 2017.06.01 02:16

タタ・ナノは、アジア・パシフィックで需要の伸びている圧縮天然ガス(CNG)エンジン・モデルの追加を発表した。これは、ナノのミッドライフのフェイスリフトに併せて行われたものだ。

このエンジンの追加と共に、ブルートゥース/USB接続を備えたアンフィストリーム・サウンド・システム、リモート・キーレス・エントリー、ツイン・グローブボックスなどが追加装備される。また、インテリアもリフレッシュされ、幾つかの新しいエクステリア・カラーも用意されることになった。

ナノの売上高は、インドの国内市場で予想以上に低下している。実際、今年の3月期には15%もセールスが減少した。ムンバイに拠点を置く自動車アナリスト、ヤレッシュ・コータリーは、ファイナンシャル・タイムズにこう答えている。

「タタは乗用車セクションの売上の減少を一所懸命阻止しよとしている。しかし、その状況は決して良くない。需要が鈍くなったのと、競合が増えているのがその原因だ。充分な市場占有率を回復するには、まだ充分ではない。」

タタは以前旧いモデルを買い戻したり、クレジットカードでナノを購入することができるようにするという施策をとったが、それは成功しなかった。

最新の統計では150万台のCNGモデルがインド市場にある。これは世界最大の規模だ。

インディゴとインディカという2つのトリムでCNGモデルが選択可能だ。635ccの35bhpエンジンを搭載し、コストは£1,700(25万円)からだ。重さは600kgで、最高速度は89km/hだ。

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