アウディeトロン50 価格/出力/航続距離を抑えた電動SUV eトロン55比120kg軽量

公開 : 2019.08.05 12:00  更新 : 2021.02.09 23:25

最高出力 408psから313psに

eトロン50は、eトロン55と比べると動力性能も低い。前後に1基ずつ、計2基の電気モーターを搭載するセットアップは同じだが、最高出力は「55」が408psであるのに対し、「50」は313ps。

最大トルクも「55」の67.7kg-mから、「50」では55.1kg-mに落とされている。0-100km/h加速は「55」が5.7秒で、「50」は7.0秒だ。最高速度は「55」が200km/h、「50」は190km/hでリミッターが作動する。

減速エネルギー回生テクノロジーは、ブレーキング時に90%以上のエネルギーを回生し、バッテリーパックに蓄えることができる。そして電動油圧式ブレーキ・アシスト・システムは最大0.3Gの減速Gを発生させる。これによって「どんな状況でも短い制動距離を実現」するとアウディは言う。

eトロン50は、よりパワフルなバージョンと共に、ベルギーのブリュッセルにあるアウディのEV工場で生産される予定だ。

価格はまだ発表されていないものの、eトロン55の7万1520ポンド(約927万円)より1万ポンド(約130万円)ほど安い設定になるだろう(補助金を受ければ実質負担額はもっと安くなる)。

新しく発売する電気自動車に様々な容量のバッテリーを用意しているメーカーは、アウディだけではない。テスラは以前からこの戦略を採ってきた。フォルクスワーゲンは今年秋に発表するID.3に、航続距離330km、420km、550kmという3種類のバッテリーを設定している。

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