ウルフガング・デュルマイマー更迭か
公開 : 2013.06.21 15:00 更新 : 2017.06.01 02:16
ドイツのメディアは、アウディの技術主任であるウルフガング・デュルハイマーが更迭され、代わりにVWブランドの開発主任であるウルリッヒ・ハッケンベルグが就任するだろうと伝えた。
今年で55才を迎えるデュルハイマーは、昨年9月にアウディに移籍をした。それ以前は2011年以降ベントレーとブガッティのCEOを務めていた。彼は、フォルクスワーゲン・グループのスターであり、将来的にはマーティン・ヴィンケルホックの後、フォルクスワーゲン・グループを率いる存在であるとも噂されていた人物だ。
デュルハイマーは、エンジニアリングと応用科学を研究した後、訓練生としてBMWに入社した。1999年、彼はポルシェに移籍。911の開発を担当した後に、カイエンの開発において非常に重要な役割を果たした。2年後にはポルシェの取締役になる。
アウディはデュルハイマーが会社を離れることについては何もコメントしていない。しかし、ある関係筋は、アウディのEV戦略について彼が渋ったのが原因かもしれないとしている。アウディはA2 e-トロンとA8 e-トロン・プロジェクトを進行していたが、デュルハイマーはしばしばプラグイン・ハイブリッドの方が、純粋なEVよりも中期的には有効だと話していた。
また、彼のもとで開発されている次世代のアウディA4の計画が遅れていることも、最近報告されていた。