中国から、野心的な電動SUVコンセプト スーパースター・モード搭載

公開 : 2019.08.06 17:40

全長5.2m 室内空間は広大

車体には562個のセンサーが装備されており、V2X技術を利用して「高度な自動運転」を実現するという。顔認識カメラを使って車内をモニターする機能や、異臭を検知するセンサーまで搭載されている。

HiPhi1には、4枚の観音開き式ドアのほか、後部座席のルーフに備わる跳ね上げ式フラップなど、全部で9つもの電動で開閉するドアやフラップ、荷室の扉が装備されている。スマートフォンと連動する顔認識システムによって、ハンドルやキーを使わずに車内に乗り込むことが可能だ。

乗車する際にはいくつかのモードが用意されている。「スーパースター」モードを選ぶと、すべてのドアとルーフが開く。「パレード」モードでは跳ね上げ式ルーフフラップを開けたまま、低速で走行できる。

エクステリア・デザインからは、中国人の嗜好がうかがえる。背が高いクロスオーバー型のデザインで、大きなクーペ風のグラスエリアが備わる。ヒューマン・ホライズンズによれば、エンジンがなくなったことで、フロントのバルクヘッドを従来のクルマよりも前方に配置することができたという。それによって、全長5.2mのボディ(ロングホイールベースのレンジローバーと同じくらい)に、広大な室内空間を実現できたと述べている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事