中国から、野心的な電動SUVコンセプト スーパースター・モード搭載

公開 : 2019.08.06 17:40

数百個のLED メッセージ表示

後部ドアの後方から伸びたフィンと、フロントフェンダー後方に開けられたスリットを使って、空気の流れを導くエアロダイナミクスもHiPhi1の特徴の1つだ。ヒューマン・ホライズンズのケビン・チェンCOOによれば、このデザインは航空機から着想を得たもので、高速走行時の安定性を高めるとしている。Cd値は0.28を達成したという。

HiPhi1はスマート・ヘッドライトも装備し、様々な光のパターンを路面や壁に照射できる。例えば、前方の道路を横切ろうとしている歩行者がいれば、白と黒の横断歩道を路面に映し出し、安全な横断を促す。ヘッドライト下のパネルには数百個ものLEDが組み込まれており、様々なパターンやメッセージさえも表示できる。

車内は2脚ずつの座席が3列に並ぶ6人乗り。個々のシートは電動で様々な調整が可能だ。

車体は高張力鋼板とアルミニウムを組み合わせた構造で、バッテリーは床下に搭載する。ダッシュボードはほぼ全面にスクリーンを装備。ドライバーの前にデジタル・インストゥルメント、センターに縦長のタッチスクリーン、そして助手席側にメディア再生用のディスプレイが備わる。

サイドミラーの代わりにカメラが搭載されているが、現在このシステムは中国では認可されていない。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事