アウディ、600bhpのクワトロを計画

公開 : 2013.06.21 13:00  更新 : 2017.06.01 02:16

アウディはクワトロのラインナップにオリジナル・モデルがデビューして30年を記念したスーパー・モデルを追加することを計画している。

この新しいクワトロは、その歴史の中でも最もエキサイティングなモデルとなるもので、9月のフランクフルト・モーターショーで発表され、来年から販売が行われる計画だ。

ラリー生まれのスポーツ・クワトロが発表されたのが、1984年。その精神を復活させようとするモデルで、限定生産で価格は£125,000(1,880万円)と噂されている。

このモデルは、ドイツはネッカーズルムにあるクワトロ・ディビジョンで組立てが行われるという。

当初、アウディ・クワトロ・コンセプトは2010年に発表された。それはジャガーBMWメルセデス・ベンツといったライバル達が続々と4WDモデルを発表したことに対するアウディの回答として示されたものだ。

インゴルシュタットの当局は、今年のフランクフルト・モーターショーが、クワトロ・システムにフォーカスを与えたものになると語っている。

「われわれはクワトロ4WDシステムに於いて長い歴史を持つ。そして、その成果をフランクフルト・モーターショーで発表する用意がある。」

詳細は伝わってきていないが、MLBプラットフォームの修正版がベースとなる。ホイールベースは2600mm、全長は4280mm、全幅は1860mm、全高は1330mmとなりそうだ。

エンジンは、初期のコンセプト・モデルは408bhpの2.5ℓ5気筒ターボが予定されていたが、最終的には4.0ℓV8ツインターボをかなりチューンナップしたものが搭載されることになったようだ。公式ではないが、アウディは600bhpまでその出力をアップするようだ。これは最近発表されたRS6アバントよりも40bhp以上大きい値だ。

そのパワーは、パドルシフトを持つ7速デュアル・クラッチ・ギアボックスと、トルセン4WDによって4輪に配分される。重さは1300kg程度となろう。

関係筋は、0-100km/hが4.0秒未満、最高速度は300km/hというパフォーマンスを持つとしている。これはR8 V10とほぼ同じものだ。

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