BMW 新型車「M2 CS」を、ニュルでテスト ポルシェ718ケイマンGT4に対抗
公開 : 2019.08.07 06:10
Mカーボンセラミック・ブレーキ
シャシーに関しては、フロントがマクファーソンストラット、リアが5リンク式のサスペンションであるが、スプリングとダンパーが固められる。フロントには、より大径のアンチロールバーと強化ブッシュを装着するほか、車高も落とされている。
さらにステアリングのギア比も、よりダイレクトなフィールが得られるように見直されるようだ。
ニュルブルクリンクでテストする姿が確認されたM2 CSのプロトタイプには、専用に開発された19インチ・ホイールと、最新世代のミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ・タイヤが装着されていた。
さらに確認できた改良は、M3やM4に採用されているMカーボンセラミック・ブレーキが装備されていたことだ。フロントには410mmのディスクと6ピストン・キャリパー、リアは396mmディスクとシングル・ピストン・キャリパーを備える。
この新しいブレーキは、制動力を高めるだけでなく、1輪あたり4kg以上も重量を削減できる。M2コンペティションと比べると、M2 CSではバネ下重量が大幅に軽減されるはずだ。