50,000ポンド(413万円)強の価格が予定されているC-X16と呼ばれているジャガーの2シーター・スポーツ・クーペの正式なネーミングがニューヨーク・モーターショーで公表されることになる。もちろん、新車の名前は極秘扱いのままだが、ニューヨーク・モーターショーのオープニングの記者会見で発表されるものだとAutocarは考えている。

また、そのクルマはC-X16コンセプトのクーペ・スタイルではなく、オープン2シーター・スタイルで最初に販売されることになることもニューヨーク・モーターショーで発表されることだろう。

2013年の中頃までには市販されなければならないジャガーの2シーター・スポーツは、できるだけ早く市場に出すことが命題であり、そのためにもオープンモデルが最初に、そしてクーペが1年後にリリースされる予定になるだろうと予測する。

エンジンは375bhp、45.9kg-mのパワー、トルクを持つスーパーチャージャー付の3.0リッターV6で、8速ZFオートマチック・トランスミッションがこれに組み合わせられる。V8ではなくV6を使用したのは、中国における税制面という意味合いも大きい。

より大きなXK 2+2よりも固いシャシーとバリッとしたステアリングを持っていることが新しい2シーターの特徴だ。以前、グローバル・ブランド・ディレクターのエイドリアン・ホールマークも、そのドライビングマナーはXKR-Sを超えるように開発されているとコメントしている。

そのネーミングはXに何らかの文字を組み合わせたものとなろう。XSはトリム・レベルを示すものとして使われている。XDは2000年代前半のミッド・エンジンの2シータースポーツに使われていたものだが、今となってはディーゼルを示すようなイメージになってしまう。ジャガーのフラッグシップであるXJがアルファベットの真ん中にデンと構えているので、他のモデルの名前が制限されてしまうこととなるのだ。

また、旧い名前を復活させると、中国をはじめとする新興成長市場には混乱をきたすことになると、ホールマークは昨年Autocarに語っていた。

果たしてタタとJLRの経営陣はどんな答えをだすのだろうか。