ルノー、EVセールスを今年は2倍に
公開 : 2013.06.22 12:00 更新 : 2017.06.01 02:16
ルノーのCOO、カルロス・タバレスは、全力でEVのセールスの向上に取り組んでいるという。同社はEVセールスが今年、昨年の2倍となる36,000台になるとしている。
ルノーのEVは、フルエンス・サルーンとカングー・バンでスタートし、昨年は18,000台のEVのセールスを記録した。
「われわれはEVセールスのリーダーだ。そして、これからもそうあり続けるつもりだ。そして、われわれは現時点で、4台のEVを販売している唯一のメーカーである。ルノーおよびダチアのヨーロッパ市場での占有率は9%だが、ゼロ・エミッション・マーケットでは51%になるのだ。」
タバレスもプラグイン・ハイブリッド・モデルが増大していることを認めている。しかし、このソリューションはより高級なクルマのためのもので、メーカーと消費者の両方にとって負担を強いるものだとしている。
「”ファイナンシャル”的な見地から言えば、ブラグイン・ハイブリッドはコスト的に見合わない。また、内燃機関と電気モーターを組み合わせは、Dセグメント以下のファミリーカーには相応しくないものだ。また、1つのモデルに、エンジン車とプラグイン・ハイブリッド車の設定をすることになるが、プラグイン・ハイブリッド車にはエクストラ・コストが必要となる。確かに、ハイエンドのフラッグシップ・モデルやSUVはプラグイン・ハイブリッドを採用しているが、その他の通常のモデルはEVへ移っていくことだろう。」
「もちろん、プラグイン・ハイブリッドを否定するつもりはないが、EVを推し進めるのは、私が如何に会社に利益をもたらすかを考えた結果だ。」と語った。