手放したのは失敗? AUTOCAR英国メンバーが挙げる1台 高騰/魅力の再認識が理由
公開 : 2019.08.11 05:50
プジョー205 GTi
オンボロ中古車を乗り継いだあと、初めて手に入れたまともなクルマが、1988年モデルの1.6L、このクルマとともに引っ越すというミスを犯している。
路上駐車と鳥の糞や樹液のお陰で見た目は薄汚れ、それは、いちいちこのクルマを運転するにも説明が必要なほどだった。
最終的にはMOTをパスすることが出来ず、2001年にはこのクルマの運転そのものを諦めている。
だが、いまもこのクルマは健在であり、昨年eBayで3500ポンドの値で売却することに成功している。
マイク・ダフ
番外編:あの時購入していれば……(1)
1984年当時、BMW M1は恐ろしいほど売るのが難しいモデルだった。
なぜなら、実際に販売を担当していたからであり、ショールームのど真ん中にホワイトの1台を並べていた。
かなり真剣な購入の問合せを1件受けたが、その概算価格は確かおよそ3万ポンドといったところであり、当時これはマンションが買える値段だった。
ジェームス・ルパート
番外編:あの時購入していれば……(2)
1978年、場違いとも言えるレンタカー向き車両のオークションで、カリブ海の青を纏ったフィアット130クーペが売りに出されており、出品者によれば、ホイールベアリングの交換が必要とのことだった。
それ以外はほぼ完ぺきなこのクルマの落札価格はたった600ポンドというものであり、それは当時としても破格の値段だった。
リチャード・ブレムナー
番外編:あの時購入していれば……(3)
F1とMotoGPを追いかけて、夏の間、欧州中をドライブする計画だったのであり、そのために20年選手のコマー・キャンパーバンに手付まで支払っていたのだ。
残念ながら、1500ポンドというバーゲンプライスは、売り手が実際にはこのクルマを所有していないためのものだったことが、次第に明らかになっていった。
その夏は替わりに仕事をして過ごしている。
ジム・ホールダー
番外編:あの時購入していれば……(4)
1960年代初頭かそれ以前に生まれたのであれば、数多くのチャンスをふいにしてきたに違いない。
わたしの場合は、メーター交換後2万9000kmしか走行していない、ミントコンディションのEタイプが1800ポンドで売りに出されていたにもかかわらず、購入しなかったことだ。しかも、それぐらいのお金なら手元にあったのにだ。
2+2モデルだったが、それが躊躇した理由だった。
コリン・グッドウィン