長期テスト トヨタC−HR(1) 燃費良好 乗り心地はゆったり
公開 : 2019.08.10 18:50 更新 : 2019.08.13 14:13
日本でも人気のCHRの長期テストが始まりました。定評あるハイブリッドシステムに流行のSUVスタイルを組み合わせ、隙のないモデルになっています。重量増のネガも感じず、都市部でのモーターアシストやコンフォートな乗り心地に満足しているようです。
もくじ
ー洗練されたハイブリッド×流行のSUVボディ
ーCHR メタリックカラーがおすすめ
ー標準装備が充実 オプションは必要なし
ーハイブリッドが都市部での燃費に貢献
ーインテリアの品質向上 コンフォートな乗り心地
ーテスト車について
洗練されたハイブリッド×流行のSUVボディ
1997年にプリウスを発表して以来、ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインでトヨタは電動化技術の先端を走ってきた。しかし、 英国においてこの特異なモデルは、ありがたい存在であると同時に嘲笑の対象でもあった。
多くの人々はこの低燃費なパワートレインをあっさりと受け入れたが、クルマで顕示欲を満たしたい層にとっては魅力がなかった。確かにアメリカでは少なくないハリウッドスターがプリウスを選択したことで、プリウスに魅力が生まれているが、かたやイギリスでプリウスを選ぶのは多くがタクシードライバーだった。そのためわれわれの知る限り、このタクシーを連想させるモデルは消費者の購買リストに入ることができていなかった。
そこでトヨタは、実績あるハイブリッドシステムに大胆なクロスオーバースタイルのボディを組み合わせることにした。車高が高めで無骨なルックスを持つSUVの大流行に合わせたモデルであり、うまい手だ。
CHR メタリックカラーがおすすめ
トヨタに言わせればシャシーやシステムが見所だと言うが、CHRとプリウスはこのどちらも共有している。シャシーはTNGAアーキテクチャーが使用され、パワートレインはアトキンソンサイクルを採用した1.8Lガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムだ。前輪を駆動し、トランスミッションはCVTとなる。
英国トヨタのハイブリッドラインナップにはヤリス(日本名ヴィッツ)やカローラ、RAV4なども存在する。しかし、そのなかでも流行に沿ったルックスをしているのはCHRだろう。特にわれわれも選択したオプションのネブラブルー(545ポンド、7万9400円)など、メタリック色をまとうとそのデザインが際立つ。
消費者も同意見のようで、デビューした2017年には10760台のCHR ハイブリッドが販売され、トヨタ車の中でヤリス・ハイブリッドに続く最量販ハイブリッドモデルとなった。
標準装備が充実 オプションは必要なし
われわれは世間から遅れてCHRを出迎えたが、その魅力に気づいていなかった訳ではない。2017年1月のロードテストでは4つ星を獲得しているのだ。
英国で用意されるグレードはわずか3つ。そのうちふたつがターボ付き1.2Lガソリンエンジンを搭載する。
エントリーグレードはMTの前輪駆動モデルで、四輪駆動とATを組み合わるグレードもある。しかし、お買い得なのは言うまでもなくトップグレードのハイブリッドだろう。
そのなかでわれわれが選択したのは装備満載の「ダイナミック」仕様。2万8615ポンド(417万円)からで、 17インチアロイホイールやバックカメラ、オートヘッドライト、オートワイパー、デュアルゾーンエアコンが搭載されている。インフォテインメントシステムは最新の「タッチ2」で、タブレットのような8.0インチタッチスクリーンがセンターコンソールに埋め込まれている。これらはすべて標準装備で、前述したメタリックペイントを除けば他の有料オプションはいらないだろう。