ロードテスト フェラーリ488ピスタ ★★★★★★★★★☆
公開 : 2019.08.18 11:50
使い勝手
インフォテインメント
488GTBのメーターパネルに統合されたインフォテイメント/ナビゲーションシステムを、フェラーリは軽量化のためとしてピスタに装着しなかった。1920ポンド(約28.8万円)の有償オプションとして設定されるが、テスト車は未装着だったので、今回は採点していない。
488GTB/スパイダーでの経験からいえば、まずまずのナビではあるが、最新スポーツカーのそれに比べれば滑らかさや技術的な印象の強さで一歩譲る。
また、ロータリー式コントローラーはやや操作しづらいところがある。488系の一部改良ではApple CarPlayに対応可能となったが、2400ポンド(約36万円)の追い金が必要だ。
メーターパネル左側のトリップコンピューターは装備されるので、油温やタイヤ空気圧、ラップタイムや燃料残量といった情報はこれで確認できる。ただし、サーキット重視のピスタには、燃費計は不要だと判断されたようだ。
燈火類
488GTBと同じユニットで、高輝度プロジェクターとLEDランニングライトの組み合わせ。今回、ライト性能をテストする機会はなかった。
ステアリングとペダル
ややペダルオフセットのある488だが、右ハンドルの方が顕著だ。スロットルとブレーキのペダル感覚は、理想より50mmほど広いが、長距離乗っても座りが悪く感じることはない程度だ。