ル・マン24時間、アウディが4連勝
公開 : 2013.06.24 11:58 更新 : 2017.06.01 02:16
今年のル・マン24時間耐久レースは、ゼッケンナンバー2のアラン・マクニッシュ/トム・クリステンセン/ロイック・デュバル組のアウディR18 e-トロン・クワトロが制した。アウディはこれでル・マン12回めの勝利で、2010年以来4連勝を果たした。
今年のル・マンは雨に見まわれ、スタート直後には、アストン・マーティンに乗るアラン・シモンセンがテアトル・ルージュでコース・アウトし、1997年以来の死亡事故がおきるなど、11回もセーフティ・カーが入る波乱のレースだった。
昨年2台出場し、2台ともリタイアしたトヨタが、今年はアウディと遜色ないタイムを刻み、しかも満タン時で走ることができる周回が、アウディよりもおおよそ2ラップ多いという状況。逃げるアウディ、追うトヨタというカタチで、レースは終始した。
序盤、トップを改装していたナンバー1のアウディは、7時間目にクランク・センサーのトラブルで12周を失い、表彰圏内から脱落。これに代わってナンバー2のアウディがトップに立つ。しかし、トヨタとの差は僅かに1周。
しかし、結局最後までこの差は埋まらず、ナンバー2のアウディR18 e-トロン・クワトロが勝利した。2位にはカーナンバー8のA.デイビッドソン/S.ブエミ/S.サラザン組のトヨタTS030ハイブリッド。同一周回で3位にはM.ジェネ/L.ディ・グラッシ/O.ジャービス組のカーナンバー3のアウディR18 e-トロン・クワトロが入った。終盤まで3位争いをしていたカーナンバー7のA.ブルツ/N.ラピエール/中嶋一貴組のトヨタTS030ハイブリッドは、残り1時間30分というところでコースアウト。このポジションに甘んじた。
LMP2クラスでは総合7位に入ったオーク・レーシングのモーガン日産、GTE Proクラスにはポルシェ911RSR、GTE Amクラスでは911GT3RSRがそれぞれクラス優勝を果たした。