新型三菱L200 英国仕様のスペック/価格発表
公開 : 2019.08.16 21:50 更新 : 2019.08.17 12:29
三菱は英国で人気のピックアップ、L200にフェイスリフトを加えて発売しました。2400カ所以上が変更され、単なるモデル中盤のアップデート以上に大規模なものとされています。アジアをはじめとして世界150カ国以上で販売されます。
大規模な改良 変更点2400カ所超
三菱L200の改良版が発売され、その価格は2万5755ポンド(333万円)からとなった。三菱によれば、先代からの変更点は2400カ所以上にのぼるという。
この5代目L200は大規模なフェイスリフトを受け、昨年タイで発売された。ダイナミック・シールドと呼ばれるグリルが特徴だ。
新型L200は2.3Lの4気筒ターボ・ディーゼルを搭載し、150ps、40.8kg-mを発生する。最高速度は174km/hに達し、最大積載量は1080kg、最大牽引荷重は3500kgだ。6速のMTおよびATが用意され、WLTPにおける燃費は10.3km/Lから11.4km/Lとなっている。
エントリーレベルの4ライフ・クラブと呼ばれるモデルは、商用ユーザー向けに2万1515(278万円)からの設定だ。16インチのホイールやキーレスエントリー、エアコン、ブルートゥースなどが装備される。より大きなダブル・キャブを持つ4ライフは2万7195ポンド(352万円)からだ。
上位トリムはダブルキャブのみ
より上位のトリムはダブルキャブ仕様にのみ設定される。ウォリアーは3万1617ポンド(409万円)からとなり、18インチのホイールやLEDヘッドライト、オートマティック・ライト、それにバックカメラ、タッチスクリーン式インフォテインメントシステム、車線逸脱警告などを装備する。
さらに上位のバーバリアンは3万5097ポンド(454万円)からの設定だ。これにはヒル・ディセント・コントロールやオフロードモード、シートヒーター、ムードライティング、後席用USBポートなどを持つ。
最上位のバーバリアンXはATのみの設定となり、3万8577ポンド(499万円)からだ。これには360度カメラ、ブラインドスポット警告、リアのクロストラフィック警告、LEDフォグライト、パーキングセンサー、ステアリングヒーターなどが追加される。
今回のフェイスリフトはL200の登場から3年、初代の登場から40周年を機に行われている。タイなどのアジア市場ではトリトンという名称がつけられており、世界150カ国で販売されている。
意図的な早めのアップデート
三菱は2020年末までに11の新型車または既存モデルへの改良を予定しており、L200もそのひとつとなる。これは日産による買収を受け、ルノー日産三菱アライアンスの一部となったことを受けてのものだ。
三菱のCOO、トレヴァー・マンは今回のL200への変更を「重大なもの」と位置づけており、単なるモデルライフ中盤のアップデートに過ぎないとしている。
彼らは「このクルマのあるべき姿」をさらに追求したといい、やや早めのアップデートにも「意味がある」と語っている。
今回のアップデートにより、三菱の特徴的な「ダイナミック・シールド」グリルが採用され、ヘッドライトの変更によりさらなる存在感を獲得している。ホイールアーチは拡大され、バンパー、テールライト、インテリアなども改良された。