ロードテスト トヨタGRスープラ ★★★★★★★★☆☆

公開 : 2019.08.24 11:50  更新 : 2021.03.05 18:46

購入と維持 ★★★★★★★★☆☆

スープラのラインナップはわかりやすく、グレードはスープラとスープラ・プロの2車種構成。エンジンはどちらも同じ3.0L直6で、アダプティブダンパーやアクティブLSD、アダプティブクルーズコントロール、2ゾーンエアコン、8.8インチのインフォテインメントディスプレイともども、BMWから流用したものだ。

プロ仕様は1300ポンド(約19.5万円)高で、レザーシートやヘッドアップディスプレイ、ワイアレス充電パッドを装備。ただし、どちらのグレードでも800万円級のスポーツカーに見合った装備内容だ。

残価は、当初は高めだが、3年後はケイマンSやM2に遅れをとりそうだと予想される。
残価は、当初は高めだが、3年後はケイマンSやM2に遅れをとりそうだと予想される。

GTカーとしての要件は、十分に満たしている。ツーリング燃費は良好で、高速道路では720km以上の航続距離が見込める。もちろん積載能力は、ミドシップのライバルを大きく上回る。

ただし、キャビンはやや閉塞感を覚えるかもしれない。車体はそれほど大きくなく、ベルトラインは高く、フロントの眺めはトーチカ的だ。このタイトさがいいという声もあるだろうが。

プレミアムブランドではないが、残価予想は悪くない。3年・5.8万km後のそれは、BMW M2コンペティションに匹敵する53%にもなるのである。アルピーヌA110の61%には及ばないが、上々だといえる。

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