ヨーロッパの新車販売は過去20年で最悪
公開 : 2013.06.27 12:06 更新 : 2017.06.01 02:16
ヨーロッパ自動車メーカー・アソシエーション(ACEA)によれば、5月の27ヶ国のEU諸国の新車販売が、過去20年で最悪な数値であったという。販売数は1,042,742台で、これは1993年5月に100万台を切った時以来の低い数字なのだ。
全体的には平均6.8%の低下だった。
イタリアは11.3%、フランスは11.9%の低下。イギリスが僅かに9.3%のプラスといい数値を残したに過ぎない。
メーカー別では、ブランスのメーカーとフォードが2桁の落ち込みを記録している。ホンダは新しいシビックとCR-Vのため11%向上。しかし、BMWは1.6%、アウディも2.5%数字を落としている。
S/V60とV40といった比較的新しいモデルを持つボルボが10%低下しているのも深刻だ。Aクラスを発表したばかりのメルセデス・ベンツ(+3.7%)と、ジャガー・ランドローバーは、高級ブランドの中ではどうにかプラスを維持した。とりわけジャガーの5月のセールスは63%向上。ランドローバーの6%の低下をカバーするものだった。
もっとも酷い状況にあるのはシトロエンで、売上高は17%も落としている。