メルセデス・ベンツ新型CLAクラス日本発売 クーペ、シューティングブレークの価格/サイズ/内装を解説
公開 : 2019.08.27 11:00 更新 : 2021.04.26 15:04
新型CLAクラスの内装
インテリアは新型Aクラスの基本的デザインを踏襲し、モダンでアバンギャルドにまとめられている。ダッシュボードはインストゥルメント・クラスター上方のカウルを廃止して、ワイドスクリーンディスプレイがダッシュボードの上部に置かれることで、より解放感があり、横方向のワイドさを強調するデザインとなっている。
ジェットエンジンのタービンを想わせるスポーティなデザインの5つの円形エアアウトレットも採用。奥の部分に色のアクセントを施してアフターバーナーを想起させる。
また、デザインを追求する一方で、ボディが拡大したことにより室内空間のゆとりも改善されている。
前席の室内幅は1457mm(先代比プラス35mm)、後席の室内幅は1454mm(同プラス44mm)、前席のヘッドルームも1023mm(同プラス17mm)と拡大され、クーペスタイルでありながら、快適な室内空間を実現している(数値は欧州仕様参考値)。
新型CLAクラスのパワートレイン
日本仕様のパワーユニットは、CLA/CLAシューティングブレークとも、2.0Lの直4ディーゼルターボと直4ガソリンターボの2種。
「200d」が搭載するディーゼルターボは、150psの最高出力と32.6kg-mの最大トルクを発生。コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立。組み合わされるトランスミッションは新開発の8速DCTで、前輪のみを駆動する。
「250 4マティック」に採用されたガソリンターボは、可変バルブタイミングのカムトロニックも搭載し、224psの最高出力と35.7kg-mの最大トルクを発生。組み合わされるトランスミッションは実績のある7速DCTで、駆動方式は可変トルク配分型の四輪駆動システム「4マティック」となる。
新型CLAのトレッドは、先代からフロントが63mm、リアが55mm拡大し(いずれも欧州仕様参考値)、メルセデスの前輪駆動プラットフォームを採用している全モデルの中で最もスポーティなドライビング特性を獲得している。また、スタビライザーもロールを抑制すべく直径が拡大されている。
新型CLAクラスの装備
新型Aクラスから採用されている、対話型インフォテインメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)は、もちろん搭載している。その最大の特長の1つが人工知能による学習機能であり、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えている。そのため、クルマ、ドライバー、乗員の間に心の結びつきが育まれるというのは、今までのMBUX搭載車と同じだ。
自然対話式音声認識機能は進化しており、多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応し、また学習能力も備えている。
また、Qi規格対応の携帯電話を無線充電できるワイヤレスチャージング機能を全車で前席に標準装備している。
先進的なテレマティクスサービスの「メルセデスミー・コネクト」は、「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間無償で提供する「安心安全サービス」と、「Send2Car」などを3年間無償で提供する「快適サービス」の2つのサービスカテゴリーから構成されている。