走る奇妙なオレンジ? アウトスパン・ミニ試乗 最高の宣伝カー 後編
公開 : 2019.09.01 16:50
番外編:試してみる? 走る食べ物3選
ソーセージモービル
こうした奇妙なマシンは複数存在しているが、その嚆矢となったのが1936年、米国のソーセージメーカー、オスカー・マイヤー社が創り出した1台だ。
ソーセージモービルはWikipediaにも取り上げられるほど知られた存在であり、「ホットドガー」と呼ばれるこのクルマのドライバーは大学生のなかから選ばれるが、残念ながら近頃はその成り手が減って来ている。
ウィリス・ジープからV8エンジンを搭載したトラックまで、さまざまな車種がこのクルマのベースとして選ばれており、その最新例がミニ・クーパーSだ。
キャドバリー・クリームエッグカー
より長持ちはするものの、間違いなく自らが宣伝するチョコレートほど美味しくはないこのクリームエッグカーは、1980年代後半、キャドバリー・シュウェップス社によって創り出されている。
ベドフォード・ラスカル・バンをベースに5台が生産されたこのクルマのタマゴ型ボディは、まるでアウトスパン・ミニの出来損ないのようにも見える。
コーギートイ社からこのクルマのミニカーが発売されているが、残念ながら食べることは出来ない。
チーズバーガーカー
決して美味しそうには見えないこのタイヤ付きのバーガーは、カンザスシティにあるレストラン、ウエストポート・フレア・マーケットが、名物のさまざまな具材を詰め込んだハンバーガーを宣伝するために創り出したものだ。
もしまだ食欲が残っているようなら、ポテトの海に浮かんだ5段重ねのパティを持つバーガーがあなたの到着を待っているが、コレステロールに注意しなければならないことは言うまでもない。