英国バックヤードビルダー訪問記 RAW編
公開 : 2019.09.29 20:50
番外編:リエージュの伝説
御年72歳のピーター・デイビスによれば、リエージュのアイデアを思い付いたのは1980年代のことだったという。1997年には、ウスターシャーにあるフラッドベリーで、シンプルなA型フレームにガラス繊維強化プラスチック製ボディを接着で取り付けた初めてのモデルを創り出すことに成功している。
生産を終えるまでに57台のリエージュが送り出されており、そのほとんどがリライアント製850ccエンジンを積んでいた。
人気のラリーカーでもあり、いまやリエージュを愛していながら実際には車両を所有していないエンスージァストまで含めたオーナーズクラブが存在している。
そして、ピーターであれば彼らの助けになれるかも知れないのだ。
「まだ型と治具は残っていますし、3台分のシャシーもあります」と彼は言う。「友人のひとりがシャシーを組み立てたので、いまボディの取付けを準備しているところです」
順番待ちの列に並んだ方が良いかもしれない・・・