フェルディナンド・ピエヒ逝去 アウディ、哀悼の意 クワトロ/5気筒ユニット回顧
公開 : 2019.08.29 16:01
アウディAG取締役会は、フェルディナンド・ピエヒの逝去に際し、追悼コメントを発表。20年以上の在籍の間に生まれた5気筒ガソリンエンジン、クワトロなどを回顧しています。
ピエヒ逝去 アウディも追悼コメント
アウディAG取締役会は、「すべての従業員を代表して、故フェルディナンド・ピエヒの家族に心からお悔やみを申し上げます」とコメントを発表した。
世界中のすべてのアウディの工場では、彼の死を悼んで半旗が掲げられている。
ピエヒは、アウディに20年以上在籍し、1988年から1992年までは、約5年間にわたって取締役会会長を務めた。
アウディAG取締役会会長のコメント
「フェルディナンド・ピエヒの最大の功績の1つは、アウディブランドのために献身的に尽くしたことです」
「アウディはラテン語で『聞く』という意味です。彼は常に、お客様と従業員の声に耳を傾けていました」
「彼は、自動車という夢に一生を捧げ、革新の原動力となりました。アウディをプレミアムブランドへと発展させ、革新的な技術で自動車業界をリードしました」
「これらの技術には、5気筒ガソリンエンジン、クワトロ・フルタイム4輪駆動、プロコン-テン(procon-ten)安全システム、フル亜鉛メッキされたオールスチールボディ、軽量アルミニウム構造のアウディ・スペースフレーム(ASF)が含まれます」
「ASFを搭載したアウディA8のスタディモデルは、1993年のフランクフルトモーターショー(IAA)で世界初公開されました。フェルディナンド・ピエヒの記憶は、私たちの心に永遠に刻まれるでしょう」
「彼は、発明の才能だけでなく、情熱と忍耐強さを併せ持っていました」
ブラム・ショット
総労使協議会議長のコメント
「フェルディナンド・ピエヒは自動車産業の偉大な指導者でした。企業家として、彼は、最先端の技術に、優れた経営手腕と社会的責任を結びつけました」
「彼は、グループが成功を収めるための共同決定の重要性を認識していました。アウディがプレミアムブレンドへと進化を遂げることができたのは、彼の功績によるものです」
ペーター・モッシュ