メルセデス-AMG GLB35 4マティック欧州発表 3列7人乗りのコンパクトAMG
公開 : 2019.08.30 11:55 更新 : 2019.08.30 19:00
AMGが、小型SUVの「AMG GLB35 4マティック」を発表しました。A35と同じAMGの「35」シリーズです。3列7人乗りのオプションも用意されています。
新型の小型SUVに、AMGモデル
独メルセデス・ベンツの高性能モデル・ブランド、AMGは小型SUVのGLBに、「AMG GLB35 4マティック」を設定した。GLBは、GLAの上位に位置するコンパクトSUVで、日本市場には未導入のモデルだ。
イギリス市場における発売は、2020年前半になる見込みである。Aクラス、Aクラス・セダン、CLAクラスに設定された「35」シリーズが、GLBにも追加されたわけだ。
また、AMGとして初めて、コンパクト・モデルに5人乗りと7人乗りの選択肢を設けた車種ということになる。
他の35シリーズと同様に、GLB35のエンジンは最高出力306ps、最大トルク40.8kg-mを発生。これはGLBの欧州ラインナップにおいてこれまで最上級モデルであったGLB 250 4マティックと比較して、80ps、5kg-m上回るスペックということになる。
欧州スペックは下記の通りとなっている。
最高出力:306ps/5800rpm
最大トルク:40.8kg-m/3000-4000rpm
0-100km/h加速:5.2秒
最高速度:250km/h
参考までにライバルとなるBMWの「X2 M35i xドライブ」と比較すると、最高出力は同じ306psではあるものの、最大トルクではGLB35が5kg-m劣る結果となった。
発表はフランクフルトショーか
駆動力は8速デュアルクラッチを介して各輪に届けられ、最大で50%のトルクを後輪に分配することができる。ドライブモードは、スリッパリー、コンフォート、スポーツ、スポーツ+、インディヴィジュアルという5種類を用意した。
また「AMGダイナミック」システムとして、「ベーシック」「アドバンスト」という2種類のアジリティ・プログラムが用意される。四駆システム、速度感応式ステアリング、スタビリティコントロールのセンサーから得た情報をもとに、ハンドリングのキャラクターを変更することができる。
ブレーキは、前が350mmのディスクと4ポット・キャリパーという組み合わせ。後ろが330mmのディスクとシングルピストンのフローティング・キャリパーとなっている。
全長4630mmのボディを支えるサスペンションは、前がマクファーソン式、後ろがマルチリンク式。標準型のGLBから足まわりは数多くの改良を受けており、ステアリング・ナックル、トランスバース・コントロールアームの変更、サブフレームの再設計などを行っている。
GLBの他のグレードと同様に、GLB35も標準仕様では5シーター・レイアウトを採用。オプションで3列7人乗りも選択することができる。
AMG GLB35 4マティックの世界初公開は、9月に開催されるフランクフルト・モーターショーで行われる予定だ。欧州市場における価格は今後発表される。