麗しきフェラーリ初ミドシップ・スポーツカー ディーノ206GTに試乗 後編
公開 : 2019.09.07 16:50 更新 : 2021.08.05 08:11
ディーノ206の生産台数は150台
1967年にディーノ206の生産が始まり、最初の3台はピニンファリーナ社による量産前のプロトタイプ。その後はカロッツェリアのスカリエッティ社が生産している。顧客へのデリバリーが始まったのは1968年の春。その年に99台のディーノ206を販売している。1969年に51台が生産された後、197psにパワーアップしたディーノ246GTへとバトンタッチしている。
エンジンは鋳鉄となり、ボディパネルもスチール製となった246は150kgも重かったが、最高出力は15psが上乗せされトルクも大幅に強化されていたため、パフォーマンスは向上していた。加えてディーノ246は一般ユーザー向けに角の取れた信頼性のある量産モデルとして、ポルシェ911に勝負を挑んだことも重要なポイントだといえるだろう。
ディーノ206GT(1967年〜1969年)のスペック
価格:新車時6243ポンド(81万円)/現在80万ポンド(1億400万円)
生産台数:150台
全長:4150mm
全幅:1700mm
全高:1115mm
最高速度:230km/h
0-96km/h加速:6.8秒
燃費:4.9km/L
CO2排出量:−
乾燥重量:900kg
パワートレイン:V型6気筒1987cc
使用燃料:ガソリン
最高出力:182ps/8000rpm
最大トルク:18.9kg-m/6500rpm
ギアボックス:5速マニュアル