独断と偏見で選ぶ 英国版AUTOCARお気に入り50台 50〜40位
公開 : 2019.09.07 05:50
46位:BMW i3
デビュー後6年が経過しても、他にi3のようなモデルは存在しないのであり、おそらくその理由はこのクルマが期待されたほどセールス面での成功を収めていないからかも知れない。
だが、例えそうだとしても、あるひとびとにとってはi3以上に相応しいモデルなど存在しない。さらに、多くのEVと違いこのクルマは運転しても楽しい。
45位:ミニ・クーパーS
2001年の復活以来、ミニはさまざまなサイズで奇妙なルックスをしたあらゆるモデルを創り出してきたが、結局のところ、ミニ最高のモデルはハッチバックのクーパーSということになるだろう。
オリジナルミニのファン・トゥ・ドライブをもっとも上手く再現することに成功したのが、ハイパフォーマンスな小型モデルであるというのは単なる偶然ではない。
44位:ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ
そうかも知れないが、このクルマは、カウンタックがテスタロッサを完膚なきまでに叩きのめして以来、フェラーリとマクラーレンにもっとも迫ることに成功したモデルであり、さらに、少量生産の魅力的なミッドエンジンスーパーカーに自然吸気エンジンを求めるのなら、ウラカン・ペルフォルマンテが唯一の選択肢となる。
43位:レンジローバー・スポーツ
デビュー当時、レンジローバーを名乗るクルマとしてもっとも広範な能力を備えたモデルだったのであり、変わらぬ魅力的なデザインと7人乗りのシートレイアウト、さらには高いオフロード性能とオンロードで見せる洗練によって、6年が経過したいまも依然として高く評価されている。
すべての面でお勧めのレンジローバーだ。
42位:トヨタ・カローラ
驚くほど平凡なオーリスに替えて、英国製として戻ってきた世界のベストセラーカーははるかに魅力的なモデルでもある。
見事なルックスに広々として快適なキャビンを備えるだけでなく、手ごろな価格で手に入れることができるこのクルマは、維持費も安いがなによりも驚かされたのは運転しても楽しいということだ。
好きにならずにはいられない。
41位:ジープ・ラングラー
そのオフロード性能は折り紙つきだが、このクルマのオフロード性能に疑問符がついたことなどこれまでもなかったのであり、今回トップ50に選ばれたのは、むしろ強烈な乗り心地を捨て去った一方で、見事なパフォーマンスとルックスとともに、より広々とした素晴らしい品質のキャビンを手に入れたからだ。
その結果、もはやジープは単なるオフロード専用モデルなどではなく、全方位に渡って本物の魅力を備えたSUVへと進化している。
40位:フォルクスワーゲンUp
このクルマと姉妹モデルであるスコダ・シティゴーとセアト・ミイをまとめて、もっとも長い歴史を誇る素晴らしいシティカーだと評価している。
その魅力は価格なりの安物だと感じさせることなく、典型的なフォルクスワーゲン製モデルのクオリティーを、非常に小さなボディで実現したことにある。
(39〜27位へつづく)