新型 ランドローバー・ディフェンダー発表 タフな4輪駆動モデルのアイコン
公開 : 2019.09.10 21:10
当初のエンジンは4種類、追ってハイブリッドも
新しいディフェンダーはランドローバーのD7xプラットフォームをベースにしている。「x」はエクストリームの略。ランドローバーが生み出してきた中でも最も強固なボディ構造だという。既存のアルミニウム製のモジュラー・アーキテクチャに手を加えたものながら、95%は新しいという。純EVには対応しないものの、先述の通りハイブリッド化も視野に入れられている。
これまでにディフェンダーがクリアしたテストは、砂漠や高地、北極圏など、延べで193万kmにも及ぶ。また製造に向けてロボットによる耐久性テストも含む、6万2000ものテスト項目に挑戦しているとのこと。
スペックとしては最低地上高が291mm、アプローチアングルが38度、デパーチャーアングルが40度、渡河性能は900mmとなっている。最大積載量は900kgで、ルーフには300kgまでの荷物が搭載でき、牽引重量は3500kgとなっている。
駆動方式はパートタイム4輪駆動で、サスペンション形式は独立懸架式。コイルスプリングかエアサスペンションを選択ができる。ロック・センターデフとアクティブ・リアロック・デフも選択が可能だ。またオフロード走行を支援するシステムとして、ディフェンダーにはコンフィギュラブル・テレインレスポンスと呼ばれる機能を搭載。状況に応じて様々な電子制御システムを統合して自動的に制御してくれる。また運転のしやすさを向上させる目的で、3段階のスロットルレスポンスと、トランスミッションの変速レスポンスの設定も用意された。
新しいディフェンダーには、4気筒のディーゼルエンジンと4気筒と6気筒のガソリンエンジンが用意される。プラグインハイブリッドのP400eは2020年に追加となる見込み。
ガソリンエンジンは4気筒のP300と6気筒のP400。300psを発生させるP300は、0-100km/h加速を8.1秒でこなし、二酸化炭素の排出量は227g/kmとなっている。P400の最高出力は400ps。最大トルクは56.0kg-mで、マイルド・ハイブリッドシステムを搭載し、0-100km/h加速は6.4秒、燃費は10.4km/Lで二酸化炭素の排出量は220g/kmとなる。
ディーゼルエンジンは、D200とD240とが用意され、どちらも最大トルクは43.7kg-mを発生し、平均燃費は13.1km/L、二酸化炭素の排出量は199g/kmとなる。200psのD200は0-100km/h加速を10.3秒、240psのD240は9.1秒でこなすという。