ルノー 2020年までにEV新モデルを2車種投入 コンパクトSUVとトゥインゴ
公開 : 2019.09.11 15:50 更新 : 2019.09.11 22:05
ルノーは、新しい小型クロスオーバーモデルと、コンパクトモデルのトゥインゴのEV版をリリースする予定があることを明らかにしました。ルノー・ゾエに次ぐモデルとして、EVモデルラインナップの拡大を図ります。
2023年までに8車種のEVをリリース
ルノーによればゾエに次ぐEVとして、小型クロスオーバーモデルと、コンパクトなシティカー、トゥインゴの派生バージョンの計画があることを明らかにした。これは、2023年までに8車種のEVをリリースするという、ルノーの電化計画の一部。1年半の内に、どちらも発表される予定があるという。
プロダクト計画のチーフ、アリ・カッサイは、「需要として、コンパクトカーのAセグメント・サイズのEVを追加する必要性を認識しています」 と話している。スマートとのパートナーシップにより、すでに現行のトゥインゴはEVを前提に設計されているため、さほど難しい作業ではないだろう。計画はもっと早く実行させたかったものの、充分なインフラが整備されていなかったと説明する。
そして来年発表される予定のもう1台のEVが、ルノー「カジャー」サイズのコンパクト・クロスオーバーだ。ルノーによる公式発表はまだないが、クロスオーバーのドライバーは郊外を走る可能性も高いことを理由に、ボディサイズはゾエよりも大きく、ルノー・カジャーと同等で、航続距離も425kmより長くなるだろうとしている。
ゾエやこれから登場予定のクロスオーバーはEVとして独立したモデルとなるものの、ルノーとしては、EVと内燃エンジンとを別モデルとして区別したくないと考えている。カッサイによれば、すべての既存モデルで、トゥインゴのようにEV化の可能性について考慮するという。「ルノーが見るべきはルノーの中にあります」
その流れに合わせるように、ルノーは間もなく、クリオとともにキャプチャーのプラグインハイブリッド版を追加する予定となっている。