メルセデスAMG EVスポーツカーを計画中
公開 : 2019.09.12 18:50
「どんなパワーユニットを使うかは重要ではない」とするメルセデスAMGは、量産モデルとしては初となる高性能電気自動車の開発に着手したことを、同社CEOが明らかにしました。
SLSエレクトリック・ドライブの後継
メルセデスAMGが、量産モデルとしては初となる高性能電気自動車の開発に着手したことを、同社のオラ・ケレニウスCEOが明らかにした。とはいえ、その仕様については一切口を閉ざしている。
このパフォーマンス・ブランドの将来について語る際に、ケレニウスは次のように述べた。「どんなパワーユニットを使うかは重要ではないと認識される段階に至らなければなりません。なぜなら、AMGはお客様の経験がすべてだからです」
「それが、わたしたちが単なる電動化されたAMGのモデルではなく、AMG初となる完全な電気自動車の開発に着手した理由です」
メルセデスAMGは2013年に、SLSエレクトリック・ドライブと呼ばれる電動スーパーカーを台数限定で生産したことがある。45万ユーロ(現在の為替レートで約5360万円)という価格が付けられたこのモデルは、4基のモーターが合計で最高出力750ps、最大トルク102kg-mを発生し、0-100km/hまで3.9秒で加速できた。
SLSエレクトリック・ドライブは当時、間違いなく世界最速の市販EVだった。しかしながら、その航続距離は公式テストサイクルで最大250kmに過ぎず、さらに動力性能を最大限に発揮しようと思えば大幅に短くなった。
正確な数字は明らかにされていないものの、その販売台数は100台に満たないと言われている。