輸入車販売 2か月連続プラス/8月として過去最高 これって、税率アップ前の駆け込み?
公開 : 2019.09.16 18:50
8月の車名別インポートカー新規登録台数
外国メーカー車の8月のブランド別成績では、モデルの切り替えと重なって前年同月比9.5%減の4291台と前年割れとなったものの、メルセデス・ベンツが54か月連続で首位を守る。
続く第2位には、3シリーズやXシリーズの好セールスによって同11.0%増の3657台を記録したBMWが1ランクアップで位置。前月第2位のフォルクスワーゲンは、目立った新型車のリリースがなかったこともあって、同11.7%減の3231台で第3位に落ち込む。
また、第4位には同3.2%減の2029台と苦戦したものの、アウディが1ランクアップを果たして入り、一方で前月第4位のBMWミニは、同2.4%増、しかも単月で過去最高の1816台を記録しながら第5位にダウンした。
トップ5以外の外国メーカー車のブランド別成績では、新型車および特別仕様車を精力的に発売した中堅ブランドの健闘が光った。
ボルボが前年同月比1.2%増(1313台)、ジープが同48.9%増(1221台)、プジョーが同22.9%増(697台)、シトロエンが同74.6%増(337台)、ランドローバーが同52.6%増(325台)、アバルトが同13.8%増(190台)、DSが同103.8%増(106台)、マセラティが同21.6%増(90台)という好セールスを成し遂げる。
スーパーカーブランドは?
高級スポーツカーブランドも躍進し、フェラーリが同27.1%増(75台)、ランボルギーニが同13.9%増(41台)、マクラーレンが同181.8%増(31台)を記録。
さらに、高級車ブランドのベントレーが同12.5%増(27台)、ロールス・ロイスが同61.1%増(29台)、BMWアルピナが同100.0%増(26台)の好成績を達成した。
半面、新型車効果が薄れた日本ブランドは低迷傾向。トヨタ自動車は前年同月比7.7%減(1548台)、ホンダは同14.0%減(890台)、日産自動車は同27.8%減(505台)、スズキは同2.1%減(274台)、三菱自動車は同17.1%減(189台)と販売成績を落とす。
一方、マツダは27台の新規登録台数を記録しているが、これは5月に発売した「マツダ教習車」のベースモデルとなるタイ工場生産のマツダ2(デミオの後継)の4ドア・セダンが日本に輸入されて達成したものだ。