阿蘇/軽井沢ドライブ 注意すべき「火山灰」、クルマに悪影響も 防ぐ方法/正しいケア
公開 : 2019.09.15 11:09 更新 : 2019.10.16 09:41
毎日出される気象庁の「降灰予報」活用
火山灰は風に乗って遠くまで届き、30km−50kmの広範囲に降り積もる。
いつどれくらいの火山灰が降るのか? 気象庁が運用する「降灰予報」では浅間山、草津白根山(白根山(湯釜付近))、阿蘇山、桜島の4つの火山について毎日、朝8時に火山灰が降る地域や量などの情報を伝えている。
なお、JAFでは気象庁の降灰予報をもとに、降灰量とクルマの運転について以下のように警告している。
「火山灰の量が『多量(1mm以上)』ならば「運転を控える」、『やや多量(0.1−1mm)』で「徐行運転を行う」ことが推奨されています」
「火山灰はわずか0.5mm程度で積もっても、センターラインや横断歩道が見えにくくなり路面は滑りやすくなります」
「火山灰が雨を含むと電線に付着し、その重さで電線が切れたり、漏電の原因になったりする場合もあります」
「緊急時などでクルマを運転する場合は、周囲の状況に配慮しながら慎重な運転を心がけてください。降灰によって周囲の見通しが悪いときは、昼間でも積極的にヘッドライトを点けて徐行しましょう」
「火山灰には硬いガラス質の物質が含まれるので、フロントガラスの火山灰を払い取るつもりでワイパーを作動させるとガラスを傷つけることがあるので注意が必要です」
「フロントガラスに積もった火山灰は走行前に払い落とし、ウインドウウォッシャー液で火山灰を洗い流しながらワイパーを作動させましょう」
また、エンジンルームに侵入した火山灰についても以下のような注意を促している。
「エアフィルターが汚れ、エンジンオイルやオイルフィルターも交換が必要になることもあります」
「フィルター類が目詰まりを起こすと出力低下などの影響が懸念されます」
「エンジンオイルやフィルター類は降灰量や走行距離によっても交換時期が異なるので、整備工場やディーラーで早めに点検を受けましょう」
※一部文章を追加いたしました(2019年9月15日20時15分)