次期パナメーラはハイブリッド・マテリアル
公開 : 2013.07.06 10:00 更新 : 2017.06.01 02:16
2016年から2017年にデビューする予定の次期ポルシェ・パナメーラは、MSBと呼ばれるフォルクスワーゲン・グループの新しいフロント・エンジン/リア・ドライブのプラットフォームをベースに造られる。その基本構造は、ハイブリッド・マテリアルがベースで、より高度なクラッシュ・レギュレーションに対応するという。
アルミニウムはボディ重量を抑えるために、そして高張力スティールは対クラッシュ能力を上げるために使用されるという。但し、その基本構造は、現行の中央にセンタートンネルを設けて、その左右に低くマウントした4つのシートを配置するというものから変更はない。
パナメーラは、ポルシェの予想を超えたセールスを記録したため、そのコンセプトを変えたくないということ。実際に、ポルシェの予想の25%を上回る100,000台以上が4年間で販売された。
パナメーラの現在の最大の市場は中国である。そして、その中国市場のために、ポルシェはロング・ホイールベース・バージョンも投入している。また、ショート・ホイールベースの2ドア・バージョンとカブリオレ・バージョンは否定しているが、次期モデルではグラン・ツーリスモ・エステート・バージョンが用意されるという。
パワートレーンは、今日のV6ガソリン、V6ディーゼル、V8ガソリンとE-ハイブリッドが用意される。このE-ハイブリッドは、現在はアウディ製のスーパーチャージャー付きV6がベースだが、次期モデルはポルシェ自製のターボ付きV6が利用されると考えられている。また、E-ハイブリッドの重さもかなり軽減されるという。ポルシェは、リチウムイオン電池は約3年で15%改善されるとしている。つまり、40kgほどの軽減が可能だと見ていることになる。現時点では、3.0ℓV6ツインターボのパナメーラSが1810kgなのに対し、E-ハイブリッドは2095kgという重さを持っている。