マツダ新型CX-30、日本発売へ 新SUVの価格/サイズ/内装/CX-3との違い

公開 : 2019.09.20 11:00  更新 : 2021.10.11 09:25

新型CX-30のパワートレイン

マツダCX-30に搭載されるエンジンは、2.0L高効率直噴ガソリン・エンジンのSKYACTIV-G 2.0と1.8Lクリーン・ディーゼル・エンジンのSKYACTIV-D 1.8が主となる。

ガソリン車は6速MTと6速ATを用意し、駆動方式は2WD(FF)とAWDを選べる。ディーゼル車は6速ATのみの設定で駆動方式は2WD(FF)とAWDから選択できる。

CX-3と比べて前後席の間隔が26mm広がった。左右席の間隔は50mm拡大
CX-3と比べて前後席の間隔が26mm広がった。左右席の間隔は50mm拡大

このほかマツダの新世代エンジンとして開発されたSKYACTIV-Xも搭載される。

優れた初期応答性と力強いトルクというディーゼル・エンジンの長所と、レスポンスの良さとスムーズに伸びるガソリン・エンジンの良さを兼ね備えたマイルド・ハイブリッド・ユニットだ。こちらのスペックは現時点では未発表だが、2020年1月下旬発売とアナウンスされた。

四輪駆動車が採用する「i-ACTIV AWD」は路面状況を問わず4輪のタイヤのグリップ力に常に余裕を持たせることを追求。雨や雪などの滑り易い路面はもちろん、ドライ路面での加減速、旋回中もタイヤのグリップ力を確保する。

Gベクタリング・コントロール(GVC)と協調しながら前後輪のグリップ・バランスをコントロールし、スムーズで安定した走りを実現した。

このほか悪路で空転して脱出が困難な状況でも、新機能の「オフロード・トラクション・アシスト」が、トラクション・コントロール・システムと協調してタイヤの空転を抑制。

路面に接地しているタイヤへ適切に駆動力を分配。また、空転しているタイヤにブレーキをかけてスタックを回避する。さらには「ヒル・ローンチ・アシスト」も備わり、悪路登坂時の車両の後退を抑制することで安心してドライブを楽しめるようにした。

新型CX-30の装備

CX-30には、ドライバーの居眠りを検知する「ドライバー・モニタリング」が初採用される。

赤外線カメラと赤外線LEDがセンターディスプレイのベゼル部分に内蔵され、昼夜モニタリングを行うものだ。

サイズの割にスリムに見えるのは、黒い樹脂部品で車体の下半分をブラックアウトさせているから
サイズの割にスリムに見えるのは、黒い樹脂部品で車体の下半分をブラックアウトさせているから

あわせてステアリング・システムが危険と判断すると警報で注意を促し、スマート・ブレーキ・サポートと協調制御される。「ドライバー・モニタリング」は360°ビュー・モニターとのセットで全グレードにメーカー・オプションで用意された。

このほか、発進時に左右前方の死角から接近する車両を知らせる「前側方接近車両検知」、高速道路での渋滞時などに先行車との車間距離を保ちながら追従走行可能な「クルージング&トラフィック・サポート」を採用。ドライバーの疲労軽減に貢献する。

これらの装備はLパッケージとプロアクティブ・ツーリング・セレクションに標準で装着され、他のグレードではメーカー・オプション設定となる。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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