Aクラス初プラグイン・ハイブリッド メルセデス・ベンツA250e EQパワーに試乗
公開 : 2019.09.23 09:50
濡れた路面でのホイールスピンは改良途中
たとえ一般的な都市部の流れに合わせて走るような場面でも、現状では路面が濡れているとホイールスピンを発生。静止状態からの加速時だけでなく、ランナバウト(ロータリー交差点)などでステアリングを切りながら加速するような時でも前輪は元気に空回りしてしまう。
ある程度スピードが乗ってくると若干改善はするが、路面が乾燥していない限り、手荒なスロットル操作でトラクションを失ったり、極端な場面では手に負えないアンダーステアに陥る可能性すらある。低速域でのコーナリングは、歯がゆいものとなるだろう。
メルセデス・ベンツもA250e EQパワーのトラクション性能の問題は理解しており、摩擦力の低い湿潤路面に限って発生するものだと説明はしている。これを改善する新しいソフトウェアを開発中で、A250e EQパワーがドライバーの元へ届く年末までには、インストールされる見込みだという。
ソフトウエアがアップデートされたA250e EQパワーへの試乗も予定しているから、改めてご報告させていただきたい。
メルセデス・ベンツA250e EQパワーのスペック
価格:3万2000ポンド(416万円)
全長:4419mm
全幅:1796mm
全高:1440mm
最高速度:234km/h
0-100km/h加速:6.6秒
燃費:71.1km/L
CO2排出量:33g/km
乾燥重量:1680kg
パワートレイン:直列4気筒1332ccターボ+電気モーター
使用燃料:ガソリン
バッテリー:15.6kWh
最高出力:218ps(システム総合)
最大トルク:45.8kg-m(システム総合)
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック