新型カローラ発表 「こんなのカローラじゃない」の声、じつは過去にも そのワケは

公開 : 2019.09.24 18:36  更新 : 2021.10.13 13:59

そもそもなぜカローラ・シリーズが増えた?

このように本来のカローラとは趣の異なるカローラ・シリーズも存在していたことを振り返ってみたが、そもそもなぜこれほど多種多様なカローラと名がつく車種が生まれたのだろうか?

実はこれは販売台数ランキングに密接した理由があったのである。

カローラ・レビン
カローラ・レビン

カローラは1969年度から2001年度までの33年間に渡って、日本国内の販売台数ランキング第1位の座を維持し続けてきた。

実はこの数字、カローラ・セダン単体の販売台数というわけではなく、カローラ・レビンやカローラFXなど、カローラと名がつくシリーズ車種すべてをひっくるめた数字だったのである。

そのため、1位を死守するためにも多くの派生車種をリリースしていたという面も大いにあったと言えよう。

一方、昨年の2018年度はカローラ・シリーズはセダンのアクシオとワゴンのフィールダー、ハッチバックのスポーツの3種類とかなり縮小されているにもかかわらず、販売台数ランキングは8位につけている。

これはこれでカローラの底力を見せつける結果とも言えるかもしれない。

果たして新型となったカローラはどうなるのだろうか?

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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