新旧シトロエン、都内をパレード シトロエン100周年記念イベント

公開 : 2019.09.26 06:20  更新 : 2021.10.11 09:25

仏シトロエン社の創立100周年記念イベントが日本でも開催。その最終日、歴代モデルがパレードランを行いました。ルートには銀座も含まれ、シトロエンの大群が出現すると、外国人観光客もカメラを向けるほどの注目に。

シトロエン100周年イベント最終章

text&photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)

9月17日から始まったシトロエン創業100周年記念イベント「シトロエン・センテナリー・ギャザリング」は、最終日となる23日にオーナーによるパレードランでピークを迎えた。

パレードランに先立ち、代官山蔦屋書店の恒例イベント「モーニング・クルーズ」の特別版として「モーニング・クルーズ・スペシャル シトロエン」として集合。事前に募集されたオーナーが所有する歴代モデルが一堂に会し、パーキングはトラクシオン・アヴァンから現行モデルまでのあらゆるシトロエンで埋め尽くされた。

100周年イベント最終日に、「モーニング・クルーズ・スペシャル シトロエン」として新旧モデルが集合。
100周年イベント最終日に、「モーニング・クルーズ・スペシャル シトロエン」として新旧モデルが集合。

このほかパレードには参加しないが、シトロエン100周年を祝って各地のシトロエン・オーナーが駆け付け、2CVやDS23などのクラシック・モデルから現行モデル、C4 WRCレプリカまでの70台が集まり、「モーニング・クルーズ」を盛り上げた。

ミーティング後は参加者全員で記念写真を撮影したのち、代官山からメイン会場であるアークヒルズのアーク・カラヤン広場までのパレードランがスタート。

都内をパレード 100周年を祝う

パレードランは代官山をスタート後、山手通りから代々木公園、表参道を経て、永田町から内堀通りを走り、竹橋、日比谷、銀座を通りアークヒルズに至るもの。東京を代表するエリアを、シトロエンが優美に駆け抜けた。

銀座などの繁華街では、列をなしてやってくるシトロエンは注目の的で、歓声を上げてカメラを向ける外国人観光客も見られた。

パレードのゴールはアークヒルズのアーク・カラヤン広場で、モデルごとに並べられた。
パレードのゴールはアークヒルズのアーク・カラヤン広場で、モデルごとに並べられた。

パレードのゴールはアークヒルズのアーク・カラヤン広場で、モデルごとに並べられたのだが遅れて到着したクルマもあり、展示列の後ろはミックスになってしまったが、逆に新旧モデルの血筋を見比べられて面白かった。

新旧モデル 勢ぞろい

今回のパレードランに集まったシトロエンは、11CVトラクシオン・アヴァンから初期型の2CV、アミ8、ハイドロニューマティックを象徴するDS、1970年代ではSM、GS、CXが揃った。

1980〜1990年代に大成功を収めたBXは、16TRSと希少なグループBホモロゲーション・モデルのBX 4TCも姿を見せた。

緑に包まれた表参道をシトロエンが駆け抜けた。
緑に包まれた表参道をシトロエンが駆け抜けた。

このほかピカソ・シリーズの原点であるクサラ・ピカソやC3などのモダンモデルに加え、現在のデザイン・トレンドを決めたC4カクタスが並び、ここに1923年5HPが加わり、さながらミュージアムといえる様相に。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事